2014年2月18日号(日本世界銀行防災共同プログラム、 Global Employment Trends 2014、はしかによる死亡率が大幅減少、他)

  2014年2月18日発行
http://www.devforum.jp/
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ワシントンDC開発フォーラム・情報サービス
-(dev-info)-
皆様の同僚・知人への転送大歓迎いたします。
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【1】 開発フォーラム新着情報チェック:
「日本-世界銀行防災共同プログラム設立」
「スポーツ外交強化に関する有識者懇談会第1回会合」
「ILO報告書 Global Employment Trends 2014」
「はしかによる死亡率が2000年から2012年の間で78%減少」

【2】 DC開発フォーラムからのお知らせ
● 第239回BBL(2月25日)「アジアの開発金融とPPPによるインフラ整備」
東京大学公共政策大学院・西沢利郎教授
● キャリアフォーラム(3月7日)
【3】 GRIPS開発フォーラム:
(1)第9回「中小企業の海外展開」勉強会開催のお知らせ(2/19)
(2)「アフリカ製造業セミナー」開催のお知らせ(3/7)
【4】 (一財)国際開発センターからのお知らせ:
「東日本大震災への海外からの支援実績のレビュー調査」報告書
【5】 ワシントンDC開発フォーラム便り
「オフィスに窓を」
執筆: 大島 かおり(世界銀行社会開発部・ワシントンDC在住)
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【1】 開発フォーラム新着情報チェック
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┌――┐Dev-Info 新着情報チェックでは掲載情報を
|\/│募集しています。情報掲載を希望する場合は、
└――┘ info@devforum.jpまでご連絡ください
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– 日本関連 –
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● ソチ冬季オリンピック出席のためソチを訪問した安倍総理は、日露首脳会談を行いました。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/erp/rss/page23_000798.html
● 日米外相会談が行われました。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/na/na1/us/page4_000372.html
● 日本と世界銀行と共同で、途上国の防災への取組みを後押しする新たなプログラムを立ち上げました。
http://www.worldbank.org/ja/news/press-release/2014/02/03/world-bank-and-japan-partner-to-improve-disaster-risk-management-in-developing-countries
● 中央アジア+日本対話・農業分野専門家会合が開催されました。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/erp/ca_c/page18_000201.html
● スポーツ外交強化に関する有識者懇談会第1回会合が開催されました。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press4_000604.html
● インドにおいて、安保理改革に関するG4(日本・ブラジル・ドイツ・インド)局長級会合及び日印国連協議が開催されました。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press4_000603.html
● マーシャル諸島共和国に対する2億円のノン・プロジェクト無償資金協力「途上国の要望を踏まえた工業用品等の供与」に関する交換公文の署名が行われました。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press4_000607.html
● パキスタンに対する8億800万円を限度とするコミュニティ開発支援無償資金協力「シンド州南部農村部女子前期中等教育強化計画」に関する書簡の交換が行われました。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press4_000598.html
● ユニセフとの間で、アフガニスタンに対する11億8,600万円の無償資金協力「小児感染症予防計画」に関する交換公文の署名式が行われました。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press4_000591.html
● シエラレオネに対する4億3,000万円の無償資金協力「食糧援助」に関する書簡の交換が行われました。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press24_000020.html
● ドミニカ共和国との間で、日本の中小企業の製品を活用した3億円のノン・プロジェクト無償資金協力に関する交換公文の署名が行われました。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press4_000581.html
● インドとの間で14億9,500万円を限度とする無償資金協力「チェンナイ小児病院改善計画」の贈与契約を締結しました。
http://www.jica.go.jp/press/2013/20140210_01.html
● JBICはマレーシアの投資環境レポートを公開しています。
http://www.jbic.go.jp/wp-content/uploads/inv-report_ja/2014/02/17819/201402malaysia.pdf
● 3月6日、国際カンファレンス「高齢化社会における財政健全性を維持するための戦略」が開催されます。
http://www.mof.go.jp/english/pri/research/conference/20140314.htm
● 2月25日、「NGO就職ガイダンス~”NGOでのインターン経験をいかす」が開催されます。
http://www.janic.org/event/ngongo_1.php
● 2月28日、「MDGsカウントダウン・ネットワーク会議2014: ポストMDGsとSDGs最新動向を探る」が2月28日に開催されます。
http://www.janic.org/event/mdgs2014.php
● 外務省国際情報統括官組織「専門分析員」(中東情勢北アフリカ・サヘル地域、欧州情勢、米州情勢)を募集しています。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/annai/saiyo/kikan/index.html
● 外務省任期付外務省職員(エチオピアにおける政務及び経済協力分野、日・ASEAN協力分野、
マルチ及び二国間の国際協力(原子力安全等)の分野、対ロシア経済関係の分野、アジア大洋州地域における開発援助の分野)の臨時募集をしています。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/annai/saiyo/ninki/index.html
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– バイ・ドナー関連 –
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● USAIDは、緊急食糧援助の支援方法についてまとめています。
http://www.usaid.gov/what-we-do/agriculture-and-food-security/food-assistance/programs/emergency-programs/types-emergency
● USAIDは、西アフリカ・サヘル地域の危機に対して、新イニシアティブ(RISE)を打ち立て、最初の2年間に1億3000万ドルを超える資金協力を約束しました。
http://www.usaid.gov/news-information/press-releases/feb-3-2014-usaid-announces-rise-new-initiative-build-resilience-west-africa-sahel
● DFIDは、女性器切除 (Female Genital Mutilation/ Cutting) の根絶を目指す様々な活動を発表しました。
https://www.gov.uk/government/news/breaking-the-cycle-of-female-genital-mutilationcutting-fgmc
● AFDは、トルコの森林保全のための新たな融資を発表しました。
http://www.afd.fr/lang/en/home/pays/mediterranee-et-moyen-orient/geo/turquie?actuCtnId=111639
● スウェーデン国際開発協力庁 (SIDA) は、市民社会への支援活動の評価の中間報告を行いました。
http://www.sida.se/English/current-topics-archive/2014/Evaluations-of-CSO-support/
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– 国際機関関連 –
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● IMFは東アフリカ高官を対象とした中期予算枠組みに関するワークショップを主催しました。
http://www.imf.org/external/np/sec/pr/2014/pr1456.htm
● 世界銀行はインド政府との間で、1億7500万ドルの第2グジャラート州高速道路プロジェクトに調印しました。
http://www.worldbank.org/en/news/press-release/2014/02/13/india-worldbank-agreement-state-highway-development-improve-roads
● 世界銀行グループIEGのブログで、外部評価と独立性について議論されています。
https://ieg.worldbankgroup.org/blog/external-evaluation-guarantee-independence
● アジア開発銀行はミャンマーとの間で、日本の信託基金を通した1000万ドルのHIVAIDS感染防止のためのキャパシティビルディングプロジェクトに調印しました。
http://www.adb.org/news/myanmar/adb-myanmar-sign-grants-japan-rural-livelihoods-hiv-prevention
● アフリカ開発銀行はスワジランドに対する2014-2018年国別戦略書を承認しました。
http://www.afdb.org/en/news-and-events/article/swazilands-new-csp-focuses-on-infrastructure-inclusive-growth-and-governance-12798/
● 米州開発銀行はパナマに対する3億ドルの安定と財政金融透明性向上プログラムを承認しました。
http://www.iadb.org/en/news/news-releases/2014-02-07/risk-management-in-panama,10747.html
● ポスト2015開発アジェンダ設定に向けて、国連総会では、今月から3つのハイレベル・イベント、3つのテーマ別討論の開催が予定されています。
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=47098&Cr=development+agenda&Cr1=
● 国連安保理は公開会合を開催し、武力紛争下の文民保護に関する討論を行いました。採択された議長声明は、2002年に承認された文民保護の諸措置へのコミットメントを再確認しました。
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=47128&Cr=civilian+protection&Cr1=
● 国連人権理事会に任命された6人の特別報告者は声明を発し、シリアの政府および反体制派の双方が戦争の手段として、市民の食料、水、衛生アクセスを阻止するなど、戦争犯罪を行っているとの旨を述べました。
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=47093&Cr=syria&Cr1=
● 国連調査委員会は、北朝鮮による人権侵害の実態を調べた報告書を発表しました。
http://www.ohchr.org/EN/NewsEvents/Pages/DisplayNews.aspx?NewsID=14255&LangID=E
● ILOは「Global Employment Trends 2014」を発表し、世界の失業率は2013年に500万人増加し、この傾向が続けば2018年までにさらに1300万人に達すると指摘しています。
http://www.ilo.org/global/research/global-reports/global-employment-trends/2014/WCMS_233953/lang–en/index.htm
● UNHCRは、中央アフリカ共和国から千人単位の人びとが暴力を逃れて近隣諸国に流出しているとして警告を発しました。
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=47104&Cr=central+african+republic&Cr1=
● WHOは、はしかによる死亡率が2000年から2012年の間で78%減少したと報告しました。
http://www.who.int/mediacentre/news/notes/2014/measles-20140206/en/index.html
● UNHCR 駐日事務所では、広報・渉外担当インターンを募集しています。
http://www.unhcr.or.jp/html/2014/02/intern140204.html
● 毎年2月6日は、女性器切除の根絶のための国際デーです。
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=47092&Cr=genital&Cr1=
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– シンクタンク・NGO関連 –
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● 米国シンクタンクCenter for Global Development (CGD)ブログで、OPICのエネルギー投資の便益について、議論をレビューしています。
http://www.cgdev.org/blog/generating-power-africa-and-thoughtful-debate-home
● 同じくCDGのブログで、米国農業法の改正が米国援助などに与える影響について要点をまとめています。
http://www.cgdev.org/blog/cheat-sheet-farm-bill-and-development
● 米国NGO連合体「インターアクション」のブログで、米国農業法の改正が食糧援助などへ与える影響について述べられています。
http://www.interaction.org/blog/farm-bill-international-food-aid-what-you-need-know
● 英シンクタンクODIより、女性に対する暴力についてのペーパーが2点、発表されています。
http://www.odihpn.org/hpn-resources/network-papers/preventing-and-responding-to-gender-based-violence-in-humanitarian-crises
http://www.odihpn.org/humanitarian-exchange-magazine/issue-60
● 英王立国際問題研究所(チャタムハウス)は、グローバル・ヘルスについてのペーパーを発表しました。
http://www.chathamhouse.org/publications/papers/view/197444
● 英国サセックス大学IDSは、DFIDから請け負ったMillennium Villagesのインパクト評価について、事業実施前の状況を詳細に調べたベースライン・サマリーを発表しました。インパクト評価では、Millennium
Villagesの援助を受ける対象と、援助を受けないが非常に似通った村落との比較をすることで、援助の有効性を図っています。
http://www.ids.ac.uk/publication/millennium-villages-impact-evaluation-baseline-summary-report
● 同じくIDSは、ビジネスと開発を研究するセンターの3月開設に先駆け、英国ビジネスの開発における役割の理解度について、ブログ記事を掲載しました。
http://www.ids.ac.uk/business
http://theconversation.com/uk-is-not-thinking-smart-about-growth-in-developing-countries-22778
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【2】 DC開発フォーラムからのお知らせ
● 第239回BBL(2月25日)「アジアの開発金融とPPPによるインフラ整備」
東京大学公共政策大学院・西沢利郎教授
● キャリアフォーラム(3月7日)
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● 第239回BBL(2月25日)「アジアの開発金融とPPPによるインフラ整備」
DC開発フォーラムでは来る2月25日(火)、ワシントンDCにて、東京大学
公共政策大学院・西沢利郎教授をお迎えして、「アジアの開発金融とPPPに
よるインフラ整備(“Development Finance and PPPs for Infrastructure
Investment”)」のテーマのもと、第239回BBLを開催致します。また、
伊藤隆敏公共政策大学院院長にもご参加いただきお話をいただける予定と
なっております。大変貴重な機会となりますので、ぜひ奮ってご参加ください。
参加ご希望の方は、下のBBL詳細をご参照の上、下記URLの登録フォームより
ご登録ください。会場準備等の都合により、できるだけ2月24日(月)までに
ご登録いただきますようお願い申し上げます。
https://spreadsheets.google.com/spreadsheet/viewform?formkey=dDNLNFl1bDFvTFFrRzF1UUNDV0tCU2c6MQ
ご不明の点は、DC開発フォーラム 企画担当<dev.forum.workshop@gmail.com>
までお問い合わせ下さい。
<BBL開催要項>
1.日時: 2月25日(火)午後12時15分より
2.場所: JICA米国事務所・会議室
1776 Eye Street, N.W. Suite 895,
Washington, DC
Tel: 202-293-2334
3.テーマ「アジアの開発金融とPPPによるインフラ整備」
4.キックオフ・ゲストスピーカー:
西沢利郎氏(東京大学公共政策大学院教授)
伊藤隆敏氏(東京大学公共政策大学院院長)(後半)
5.次第:
12:15頃から 食事(各自持参)、適宜自己紹介
12:30頃から キックオフ
13:10頃から 自由討議(13:45終了)
6. 趣旨:西沢教授は、国際開発・金融の実務に従事した経験を活かし、経済開発及び
公共財政管理の観点からPPPの研究をされています。今回のBBLでは、PPPの可能性
及び課題についてお話いただく予定となっています。当日は、東京大学のGSDM(「社会
構想マネジメントを先導するグローバルリーダー養成プログラム」)のInternational Field
WorkshopのためワシントンDCを訪問中の、伊藤隆敏公共政策大学院院長と15名の
同大学大学院院生にもご参加いただく予定です。伊藤院長は後半からご参加いただき、
現在の日本の経済政策(アベノミクス)とその途上国開発へのImplicationについてお話
頂く予定です。大変貴重な機会となりますので、ぜひ奮ってご参加ください。
7.参加登録: 下記URLの登録フォームよりご登録ください。会場準備等の都合により
2月24日(月)までにご登録いただきますようお願い申し上げます。
https://spreadsheets.google.com/spreadsheet/viewform?formkey=dDNLNFl1bDFvTFFrRzF1UUNDV0tCU2c6MQ
【JICA米国事務所ビル管理方針に伴うお願い】
JICA事務所では、予めビルのフロントに対して来客予定者リストを提出し、その上で
来客者はフロントの係員にエスコートをしてもらうことが必要となります(エレベーター
を動かすためには、 指定のカードキーが必要なため。)
以上を踏まえて、皆様には下記についてお願いいたします。
1.事前登録を必ず行ってください。
2.事前登録なしに参加する場合は、11:30までに事務所に連絡を入れてください。(事務所代表電話番号:202-293-2334)
3.当日は、フロントに訪問先(JICA事務所)を申し出てください。(フロントの係員がエレベーターを動かすため
の指定キーを持ってエレベーターまでエスコートします。)
なお、フロントを通じて事務所にご連絡いただくこともあります。また、念のため、身分証明書をお持ちください。
4.上記1または2を行われていない方は、必要に応じてフロントを通じて事務所に ご連絡ください。
ご協力お願い申し上げます。
● キャリアフォーラム(3月7日)
DC開発フォーラムでは、3月7日にワシントンDCにおいてキャリアフォーラムの
開催を予定しています(夕刻より開始予定)。主な開発機関の中堅職員や人事
担当によるパネルディスカッションや分科会を企画しています。詳細は近日中に
DC開発フォーラムHPやML等でお知らせいたします。
DC開発フォーラムHP: http://www.devforum.jp/
facebookページ: http://on.fb.me/rtR9Le
ブログ: http://dcdevforum.blog.fc2.com/
twitterアカウント :@DC_dev_forum
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【3】 GRIPS開発フォーラム:
(1)第9回「中小企業の海外展開」勉強会開催のお知らせ(2/19)
(2)「アフリカ製造業セミナー」開催のお知らせ(3/7)
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(1)第9回「中小企業の海外展開」勉強会開催のお知らせ(2/19)
今次勉強会では、中小企業の海外進出において、地方自治体等にとって
懸念材料となる空洞化をめぐる議論に焦点をあて、東京大学大学院教授の
戸堂康之氏をお招きして、中小企業の海外進出の障害とその影響を企業
自身と日本経済全体、双方の観点からご講演いただきます。
戸堂康之氏は実証経済学の第一線の専門家で、グローバル化していないが
潜在力あふれる企業群を「臥龍企業」と呼び、日本企業のグローバル化の
インパクトを先端的な計量経済的手法で分析されています。中小企業の
輸出・直接投資・海外生産委託が中小企業自身の成長に与える影響、更
には国内の雇用に与える影響についても論じておられます(ご著書「日本
経済の底力~臥龍が目覚めるとき」(2011)、RIETI論文「日本の中小企業
の海外生産委託」(2012)等)。
官民を挙げて中小企業の海外展開が加速する中、海外展開の様々な形態、
空洞化問題の有無やその政策的含意は、必ずしも十分に議論されてこな
かったのではないでしょうか。こうした点について、参加者の皆様と
ご一緒に考える機会になればと願っております。
ご関心のある方はぜひご出席頂けますと幸いです。
<詳細>
■日時
2014年2月19日(水)18:30~(2時間程度)
■プログラム
・講演:「中小企業の海外展開-その障害と必要な政策-」
戸堂康之氏(東京大学新領域創成科学研究科国際協力学専攻長・教授)
・コメンテーター
大野健一(政策研究大学院大学教授)
・皆様との意見交換
■講師プロフィール
戸堂康之氏
東京大学教養学部教養学科アジア分科卒業、スタンフォード大学経済学部
博士課程修了(経済学Ph.D.)。南イリノイ大学経済学部助教授、東京都立
大学経済学部助教授、青山学院大学国際政治経済学部助教授、東京大学
新領域創成科学研究科国際協力学専攻准教授を経て、2010年12月より
教授、2012年より専攻長。経済産業研究所ファカルティフェロー。
■会場
政策研究大学院大学(GRIPS) 1階会議室 1A, 1B
〒106-8677 東京都港区六本木7-22-1
http://www.grips.ac.jp/jp/about/access/
■(財)アジア太平洋研究所(APIR)及びAPIRの本研究プロジェクトについて
http://www.apir.or.jp/ja/research/research-project/508/
■過去の勉強会の詳細
http://www.grips.ac.jp/forum/newpage2008/SME.htm
■お申し込み方法
ご参加希望の方は、お名前、ご所属先、ご連絡先(メールアドレス)
を明記の上、2月17日(月)中までに、GRIPS開発フォーラム・
中道(m-nakamichi@grips.ac.jp) までご連絡ください。
※お車でお越しの際は、本学の駐車場の関係上、車種、ナンバー及びお車の色も事前
にご連絡ください
(2)「アフリカ製造業セミナー」開催のお知らせ(3/7)
今般、GPIPS開発フォーラム(GDF)は、国際協力機構(JICA)の
後援で、アフリカの製造業に焦点を当てたセミナーを開催いたします。
詳しい内容および申し込み方法は下記及び下記のURLをご覧ください。
セミナーアジェンダ
http://www.grips.ac.jp/forum/pdf14/140307_AfricaManufSeminar/Agenda.pdf
======================================
■テーマ:
“AFRICAN MANUFACTURING: CURRENT STATUS, FUTURE PROSPECTS AND POLICY
DIRECTION”
アフリカ製造業の現状と展望、政策の方向性
■日時:2014年3月7日(金)14:00-17:00
■趣旨:
今日のアフリカは目覚ましい経済成長を遂げていますが、未だ天然
資源および外国資本に依存しているのも事実です。そのような中、
持続可能な成長の原動力として、アフリカ諸国は工業化(特に軽
工業)に大きな期待を寄せています。また、昨今、東南アジア諸国
は人件費高騰により労働集約型工程を海外移転する必要性に迫られ
ており、実際に、トルコ、インド、中国等の大・中規模繊維・靴企
業によるアフリカの一部の国における直接投資が始まっています。
日本は昨年のTICAD Vでアフリカ支援に強くコミットしており、
JICAによるカイゼン支援、JICA・GRIPSのエチオピア産業政策対話、
日本企業のアフリカ投資促進等の取組が進んでいます。
こうした背景のもと、、本セミナーでは、アフリカ有数の政策シンク
タンクであるアフリカ経済転換センター(ACET)、及び世界銀行から
この分野における研究の第一人者をお招きし、アフリカ製造業の現状
と展望、それに係る政策と国際協力が果たす役割について議論を行い
ます。
■プログラムとスピーカー:
オープニング・司会: 大野泉(GRIPS教授)
– 本間徹氏 (JICA国際協力専門員) ― 「アフリカにおけるJICAの産業開発協力」
– ジョー・アモアコ‐トゥフォー 氏 (ACET ) ― 「アフリカ転換レポートの概要」
– エドワード・ブラウン氏 (ACET、上級アドバイザー) ― 「アフリカの軽工業」
– ヒン・ディン氏 (世界銀行リードエコノミスト)― 「アフリカ軽工業プロジェク
トの概要と政策含意」
– 大野健一 (GRIPS教授) ― 「エチオピアとの産業政策対話: 東アジアとアフリカの
インタラクティブな知識共有」
■言語:英語(日本語通訳はございません)
■会場:政策研究大学院大学1階 会議室1A&1B
■お申し込み方法
ご参加希望の方は、お名前、ご所属先、ご連絡先(メールアドレス)
を明記の上、3月3日(月)中までに、GRIPS開発フォーラム・中道
(m-nakamichi@grips.ac.jp)までご連絡ください。
※お車でお越しの際は、本学の駐車場の関係上、車種、ナンバー及び
お車の色も事前にご連絡ください
(GRIPS開発フォーラム・飯塚美恵子)
http://www.grips.ac.jp/forum/
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【4】 (一財)国際開発センターからのお知らせ:
「東日本大震災への海外からの支援実績のレビュー調査」報告書
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プレスリリース
2014年2月14日
東日本大震災に対する世界174ヶ国・地域からの支援、
被災地で有効に活用される:調査報告書を公表
一般財団法人国際開発センター(IDCJ)は、本日、東日本大震災
に対し海外から受けた支援の全体像及びその活用状況を整理した
「東日本大震災への海外からの支援実績のレビュー調査」報告書を
ホームページ上で公表しました。報告書のうち海外からの支援実績
については2013年3月に公表したものと同様ですが、その後
1年間にわたり追加調査を実施し、海外から受けた支援の
活用状況や支援受け取り時の課題、学び等を分析し、
1冊の報告書にまとめ直しました。
昨年の調査では、震災発生から2012年3月末までの約1年間に、
実績を確認できただけで世界174ヶ国・地域の政府、国際機関、
民間団体、個人から総額約1,640億円の金銭的支援を受けた
ことが確認されました。今回の追加調査では、これらの
金銭的支援の受け入れ先とその使い道に焦点をあてました。
受け入れ先としては、日本赤十字社が件数ベースで約4割、
金額ベースで全体の四分の三と最も多く、これ以外では、
海外からの直接支援および及びNGOが多いという結果になっています。
これら金銭的支援は、被災者への直接の現金配布と、被災地での
支援活動の2つに充てられ、被災者の救援や被災地の復興に
役立つ形で有効に活用され、被災者からも非常に感謝されている
ことが確認されました。本報告書では海外から受けた支援の
具体的な活動内容、被災地の現在の状況、海外支援者に対する
被災者の思いを囲み記事にして多数紹介しています。報告書の
英文は、2014年3月上旬にIDCJホームページにて公表予定です。
<調査の背景>
東日本大震災に対する海外からの多岐にわたる支援を体系的に
整理・公開した情報は、これまで存在しませんでした。
海外からの支援の全体像を把握・総括し、これらの国・人々に
対するフィードバックを行うことは、国際社会における日本としての
最低限の責務と考えられることから、高橋一生 国際基督教大学元教授
を委員長として、日本赤十字社、(特活)国際協力NGOセンター、
(特活)ジャパン・プラットフォーム、(独)国際協力機構の有志
により「東日本大震災への海外からの支援実績のレビュー調査」を
実施し、IDCJが事務局として調査分析作業を行いました。
報告書全文はIDCJホームページに掲載。
http://www.idcj.or.jp/top.html
本件に関するお問い合わせ先:
(一財)国際開発センター higashinihon@idcj.or.jp
(担当:シーク、高杉)
<団体概要>
(一財)国際開発センターは、日本初の開発、国際協力分野専門の
総合的なシンクタンクとして、1971年に創立されて以来、
国際協力の「質」の向上を目指して活発に事業を展開しています。
設立:2010年4月1日 (財団法人国際開発センター(旧法人):1971年2月15日)
財産額:1,355,647,281円(2013年3月31日現在)
代表者:理事長 竹内 正興
事業内容:調査事業、人材養成事業、社会貢献推進事業、自主研究事業、
国際交流事業
職員数:89名(2014年1月末現在。うち 株式会社 国際開発センターに80名が所属)
以上
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【5】 ワシントンDC開発フォーラム便り
「オフィスに窓を」
執筆: 大島 かおり(世界銀行社会開発部・ワシントンDC在住)
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ある同僚のオフィスには楽しい絵がいくつか掛かっていて、仕事机の
まわりがとても明るい雰囲気です。誰の作品かと聞くと、なんと本人が
趣味で描いているとのこと。感心していると、わたしにもひとつ描いて
もらえることになりました。希望のテーマを伝えて、楽しみに待って
いるところです。
別の同僚は以前、自分のオフィスには窓がないのが苦痛だとぼやいて
いたそうです。ある日、中東出張から戻った上司がくれたお土産は、
古びた美しい「窓枠」。週末に覗いた市場で見つけたそうで、彼はそれを
「ほら、窓ができただろ」と言って壁にかけてみんなを喜ばせたとか。
部下の小言を覚えていて、窓枠を抱えて帰ってくるなんて、仕事もできる
人だったに違いありません(と、これは憶測ですが)。
わたしがこの文を書いているのは大雪の翌日で、「自宅勤務も可」と
された曇り空の金曜日。人もまばらで一日静まりかえっていた職場でしたが、
夕方に図書室にいくと、カウンターの脇に見慣れぬ机が。「ハッピー・
バレンタインズ・デー!ご自由にどうぞ」というカラフルなメッセージと
共に、お菓子や飲み物がたくさん置いてありました。スタッフの粋なはからいに、
おしゃべりも飲食も禁止、といった普段は厳粛な雰囲気の図書室で、楽しい
気持ちになりました。
これまで、いくつかの土地に住み、タイプの異なる組織で働いてきました。
環境が変わるたびに実感を強めていったのは、どんな職場や仕事でも、
ひとり一人のちょっとした心遣いやユーモアでずっと楽しくなる、ということ。
そして、楽しめることで全体の意欲や生産性もあがるのだと思います。
母語も文化も人種も多様な同僚たちと働いていると、心あたたまる、一緒に
笑ってしまうようなエピソードに出会うたびに、違いをこえた価値の存在が、
つくづく尊いものだと感じます。
(大島)
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